立夏小満2021年期間はいつからいつまで?二十四節気四月節中の意味は?

立夏も小満も二十四節気のひとつであり、各節気とは季節の移り目を表す瞬間であったり、移り変わるその日であったり、あるいは次の季節までの移ろいの期間のことです。

二十四節気には四立と言われる4つの「立」があるのですが、立夏は二十四節気の七番目の節気であり、四立の中の二番目です。次の小満は二十四節気の名称の中では異色の分類に入ると思いますが、文字からはなかなか季節感が浮かんできませんね。

ではその立夏や小満というのはいつなのでしょうか。2021年のそれらの期間は、具体的にいつからいつまでなのでしょうか。

立夏は四月節、小満は四月中とも呼ばれたりしますので、4月にあるような気もしますが、実際のところを細かく見ていきましょう。

立夏・小満とは?

一年の気候の変化を24等分した二十四節気の、7番目と8番目に区分されているのが立夏と小満です。二十四節気については別途詳細な記事を用意してありますので、どうかそちらをご参照下さい。

立夏の読み方は「りっか」、そして小満の読み方は「しょうまん」です。それぞれそういった季節の名称なのですが、どういった気候なのかは、立夏の立が始まりを表していることが分かり、小満の小は「すこし」とか「ちょっと」とかいった意味で捉えれば、何となくでもイメージできるのではないでしょうか。

2021年の立夏と小満

2021年の立夏5月5日水曜日から5月20日木曜日までの16日間小満5月21日金曜日から6月4日金曜日までの15日間です。期間としては立夏の方が小満よりも1日長いことになりますが、もう少し正確に見てみましょう。

二十四節気は太陽の動きを基に等分して割り出していますので、立夏が訪れるのは正確に言えば5月5日15時47分、同様に小満5月21日4時37分であり、それぞれ差し掛かったその日を立夏または小満と呼ぶ場合もありますし、天文学的にはそれぞれの瞬間を指します。

そしてさらにその次の芒種の位置に太陽が訪れるのは6月5日19時52分ですから、二十四節気が日を指すならば、6月5日は芒種であり、小満は6月4日までです。

そこでそれぞれの期間を時間で追ってみた場合、立夏372時間50分に対して、小満375時間15分となります。ですから実際は小満の方が2時間以上も長いのです。

5月なのになぜ四月?

二十四節気は12の節(節気)と12の中(中気)に分かれます。奇数回目が節、偶数回目が中です。

7番目の節気である立夏は節であり、8番目の節気である小満は中です。そこで立夏の別名を四月節と言い、小満を四月中と言います。

ところが立夏も小満も、これからジワリと暑くなっていくという5月に属します。5月なのに四月と名乗るとは、一体どういうことでしょう。

わが国では明治5(1872)年まで、太陰太陽暦に基づく旧暦を使用していました。立夏と小満は旧暦4月に該当したため、この名が付いているのです。

立夏・小満という節気の意味

二十四節気は平安時代の頃より用いられるようになりましたが、元をただせば紀元前の古代中国で考案されたものです。ですから各節気の名称が意味するところは、日本で実際に体感する気候の表現に当てはめるには、多少のズレを感じる場合があるかも知れません。

しかし各節気は一日だけのことではなく、次の節気の前日までの期間でもありますから、それなりの長い目で見れば、あながち見当違いというわけでもなさそうです。

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立夏は夏の始まりであり、新緑に彩られて爽快な晴天が続く時期を意味し、小満は秋にまいた麦の穂が付くころで安心する、つまり少し満足するという意味の名称であり、陽気がよくなり草木が成長して茂る時期を意味します。それで農家では田植えの準備を始める頃の目安とされています。

この記事のまとめ

  • 立夏は二十四節気の7番目、小満は同じく8番目である。
  • 各節気は瞬間点を指したりその瞬間点のある一日を指したり、あるいはいつからいつまでという期間を指したりする。
  • 2021年の立夏が始まる日は5月5日、小満が始まる日は5月21日である。
  • 立夏は四月節、小満は四月中とも呼ばれる。
  • 立夏は爽快な晴天が続く頃を意味し、小満は草木が成長して茂り出す頃を意味する。

立夏も小満も夏に属しますが、夏という期間を単純に夏とだけ認識していては少々淡白過ぎるのではないでしょうか。夏の中にも細かな気候の変化があるのです。

夏の節気は本記事で紹介している立夏で始まり小満へと繋がり、それから芒種、夏至、小暑、大暑と続いていきます。このことを理解すれば、暑い夏の暑さ加減の違いが分かって、きっと疲れ知らずの有意義な夏を過ごせることでしょう。