芒種夏至2021年期間はいつからいつまで?二十四節気五月節中の意味は?

芒種も夏至も二十四節気のひとつであり、各節気とは季節の移り目を表す瞬間であったり、移り変わるその日であったり、あるいは次の季節までの移ろいの期間のことです。

芒種はちょっと読みづらい単語かも知れませんが、漢字の意味さえ分かってしまえば、なるほどと合点がいくものと思います。それから二十四節気には二至二分と言われる2つずつの「至」と「分」があるのですが、夏至は二十四節気の二番目の二至二分であり、2つの「至」のうちの初めのひとつです。

その芒種や夏至というのはいつなのかご存知ですか。2021年のそれらの期間は、具体的にいつからいつまでかご存知でしょうか。

芒種は五月節、夏至は五月中と呼ばれたりもしまが、その名の通り本当に5月にやって来るのでしょうか。二十四節気の芒種と夏至について詳しく見ていきましょう。

芒種・夏至とは?

一年の気候の変化を24等分した二十四節気の、9番目と10番目に区分されているのが芒種と夏至です。二十四節気については別途詳細な記事を用意してありますので、どうかそちらをご参照下さい。

芒種の読み方は「ぼうしゅ」、そして夏至の読み方は「げし」です。それぞれそういった季節の名称なのですが、夏至に夏という季節そのものを表す漢字が入っているのに対して、芒種の方は直接的な季語はありませんが、それがかえって連想的で楽しい気分にさせてくれます。

2021年の芒種と夏至

2021年の芒種6月5日土曜日から6月20日日曜日までの16日間夏至6月21日月曜日から7月6日火曜日までの16日間です。期間としては芒種も夏至も同じとなります。

しかし期間が同じということは、両者は全く同じ長さということなのでしょうか。実はそこにはちょっとした時間の長さの単位のカラクリがあります。

二十四節気は太陽の動きを基に等分して割り出していて、芒種が訪れるのは正確に言えば6月5日19時52分、同様に夏至6月21日12時32分であり、それぞれ差し掛かったその日を芒種または夏至と呼ぶ場合もありますし、天文学的にはそれぞれの瞬間を指します。

そしてさらにその次の小暑の位置に太陽が訪れるのは7月7日が4分の1ほど経過した6時5分ですから、二十四節気が日を指すならば、7月7日は小暑ということになり、夏至は7月6日までになります。

だから芒種と夏至は同じ長さになってしまうのです。確かに日数で計算すればその通りですが、では時間で計算すればどうなるでしょう。

答は芒種376時間40分に対して、夏至377時間33分となり、実際には両者の間には若干の差が生じます。日数で計算すれば同じ長さでも、時間で追ってみれば夏至の方がほんのちょっと長いことが分かります。

6月なのになぜ5月?

二十四節気は12の節(節気)と12の中(中気)に分かれます。奇数回目が節、偶数回目が中です。

9番目の節気である芒種は節であり、10番目の節気である夏至は中です。そこで芒種の別名を五月節と言い、夏至を五月中と言います。

ところが芒種も夏至も、6月に始まる節気です。6月にあるのに五月と言っているのは、一体どういうことでしょう。

わが国では明治5(1872)年まで、太陰太陽暦に基づく旧暦を使用していました。芒種と夏至は旧暦5月に該当したため、その名残として現在でもそう呼ばれているのです。

芒種・夏至という節気の意味

二十四節気は平安時代の頃より用いられるようになりましたが、元をただせば紀元前の古代中国で考案されたものです。ですから各節気の名称が意味するところは、日本で実際に体感する気候の表現に当てはめるには、多少のズレを感じる場合があるかも知れません。

しかし各節気は一日だけのことではなく、次の節気の前日までの期間でもありますから、それなりの長い目で見れば、あながち見当違いというわけでもなさそうです。

芒種の芒とはイネ科の植物の穂先の毛羽立った部分のことで、すなわち芒種とはそうした植物の種という意味から転じて、田植えに適した頃合いとされ、具体的には梅雨入りも間近で少し暑くなってくる時期を指します。夏に至ると書く夏至は、北半球においては太陽が最も高く昇り、1年で最も昼が長い日でもあり、夏本番となる時期です。

この記事のまとめ

  • 芒種は二十四節気の9番目、夏至は同じく10番目である。
  • 各節気は瞬間点を指したりその瞬間点のある一日を指したり、あるいはいつからいつまでという期間を指したりする。
  • 2021年の芒種は6月5日であり、夏至は6月21日である。
  • 芒種は五月節、夏至は五月中とも呼ばれる。
  • 芒種は梅雨入りも間近で少し暑くなってくる時期を指し、夏至は1年で最も昼が長い日となる1年の折り返し地点であり、夏本番となる時期である。

芒種も夏至も夏に属しますが、夏という期間を単純に夏とだけ認識していては少々淡白過ぎるのではないでしょうか。夏の中にも細かな気候の変化があるのです。

夏の節気は立夏から始まり小満が来て、本記事で紹介する芒種そして夏至と続き、その後小暑そして大暑へと移行していきます。単に夏と言ってしまえばただただ暑いばかりのイメージですが、その暑さにも6通りあると認識すれば厳しい夏の暑さも楽しむことができるというものです。